日課の朝ラン。
折り返しの横断歩道脇に。
マフラーが落ちてた。
取り付けが甘かったのか?
まあ、この部分だけ落としても爆音になったりはしないか、
さて、福島のおみやげ。
柏屋の薄皮饅頭だ。
福島みやげっていうと三万石不二家の「ままどおる」が有名だけど、
ワタクシは薄皮饅頭派。
というか、柏屋派である。
おそらく日持ちもままどおるの方が良くて、
おみやげにしやすいのかもしれない。
もちろん味はどちらも美味しい。
で、何故に薄皮饅頭かというと、サービスというか
ホスピタリティが素晴らしいのだ。
接客、笑顔、心かお客様をお迎えし、お送りする。
お店の中が優しさに溢れている。
もちろん故郷の銘菓だから、昔から知っている。
当たり前のように薄皮饅頭は存在していて、
特段意識をしたことは無かったのだけど。
昔、帰省した際、この店のことを両親から聞いた。
「あの店の対応はすばらしい。
優しいっていうか、心からっていうか、
商売っていうのはああいうことだと思う。
どの店にいってもそうだから、会社や社長さんの思いなんだろう。
おみやげ買ってきてごらん、わかるから」
おみやげの饅頭を買いに行った。
そして聞いた通りだった。
その頃、仕事でちょっと迷ったり、悩んだりもしていたのだが、
一気に霧が晴れたような気がした。
これだよ!これでいいんだよ!と思った。
そして、会社に帰ってこの店のことを紹介したのを覚えている。
次の週、ある部下が薄皮饅頭を持ってきた。
「どうしたの?これ」
「話を聞いて、福島に行って来ました」
「饅頭買いにっていうか、店を見るためだけに福島に行ったの?」
「はい、仰る通りでした。私たちもあそこを目指しましょう!」
コイツ、すごい行動力だなと驚いた。
そういうヤツは他にはいなかった。
そして、同志が増えた、一緒に高みを目指そうと思ってうれしくなった。
もう十数年前のことだ。
今、その部下はとっくにワタクシを追い越し、
会社を起こし、何人もの社員を抱え頑張っている。
その人こそがHくんだ。
あの頃から行動力と思い込み、思い入れが普通じゃなかった。
今があるのも必然なんだろう。
そんな思い出の饅頭。
帰るたび、色んなことを忘れないようにするために
買って帰ることにしている。
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