マーシャルアンプ

カッコいいわ〜!
ちょっと音出していいですか?と試奏する勇気はない。
さて、30年近く前だろうか。
本好き、カルチャー好きのワタクシにとって画期的な書店がオープンした。
ビレッジバンガードである。
引越しを考えていた今の街。
まだマンションもまばらながら、オシャレな街づくりの最先端の匂い。
その一角にビレッジバンガードがあった。
下見で訪れた街で出会ったビレバン。
なんだ?この店、最高じゃないか!
店内を何周しても見切れないほどの情報量。
普通の書店では出会えない本やグッズ。
おすすめのCDもいけてた。
小島麻由美 を知ったのもビレバンだった。
久しぶりに聴いたけど、いいわ、やっぱり。
東京パノラママンボボーイズ もここで知ったんだっけ。
そんなわけで、この街に住もうと思ったひとつの理由がビレバンがあったってことだった。
夜遅くまでやっていて、歩いて行けるなんて、最高だわ。
当時、サブカル系の雑誌や雑貨を見ながら、毎日のように通った。
これぞカルチャー、大好きな店だった。
それから時代はネットに移り、ビレバンの立ち位置が怪しくなってきた。
店舗拡大と少し丸くなったこともあるのだろうか。
普通の書店がビレバン化してきたのもあると思う。
蔦屋などはその代表だろう。

様々なジャンルの書籍を網羅し、品揃えは大きな書店。
そしてスターバックスを併設し、おしゃれな雑貨コーナーもある。
ビレバンほど尖ってはいないが、ソファやデスクもあってゆっくり出来る。
ビレバンはドンキよろしく、通路を抜けるのも大変だし、座るところもないし。


これはイオンモール店。
イオンに出店した時点で違ってきた気がする。
ビレバンは町の一角とか、下北沢の古いビルの中にあるのが良かったわけで、
ショッピングモールの上階に出店をすることでビレバンじゃなくなっていった。
一方の蔦屋書店はショッピングモールに出店しても蔦屋だった。
そしてサブカル界隈におけるビレバン一強時代は終わった。
ここ数年、「ビレバンに行く」こともなくなった。
街にあったビレバンも十数年前になくなってしまった。
色んなことの深掘りもwebでじゅうぶんになってしまったし。
一方で蔦屋書店は今なお楽しい場所であり続けている。
というか、パワーアップしている。
ブランディングとコンセプトメイクの難しさを象徴したようなビレバン。
嫌いではないけど、ファンが熱狂的に支持するほどではなくなってしまった。
そんなビレバンだが、イオンモールにダイナーがある。

書店のイメージを踏襲しているかっていうとそうでもないけど、
アメリカンダイナー的な雰囲気はナイスである。
ビレバン書店には縁遠くなったが、ダイナーのビール&ポテトはなかなかいける。

ブランド作りって難しいね。
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