お気に入りのカップ。
ハワイアンカフェ・Egg’n Things で買った。
最近、カップ底面にヒビが。
そして外までコーヒーが染み出している気がする。
もう寿命なんだろうか。
マグカップってこんな壊れ方したっけ?
まあ、形あるものいつかは・・ね。
さて、Cooさんである。
数日前から食事を受け付けなくなってしまった。
アイスクリームももう食べない。
お水をあげれば少し飲むくらい。
これはいよいよマズイかも。
家族の中でも覚悟しなきゃ的な空気が。
ひとりにしてはおけないってことで、交代でそばに。
21歳児も学校どころではない。
学校に行っても涙が止まらない。
仲間や後輩たちが心配して声をかけてくれたが、耳に入らなかったとか。
そしてある日の夜。
Cooの意識がほぼなくなってしまった。
目は開け、呼吸はしているけど、浅くなったり深くなったりを繰り返す。
呼びかけても反応はほぼない。
心音も安定しない。
いつどうなってもおかしくない中、Cooさんに呼びかける。
「もうすぐリョウが帰ってくるから待ってて」
長男が仕事を終え、急いで家に向かっている。
それまでは持ってほしい。
それほどに状態は良くない。
長男が帰ってきた。
泣きながら皆で声をかける。
反応は無いが、長男が戻るまで頑張ってくれたCooさん。
徐々に呼吸が浅くなる。
そして途切れ途切れに。
誰かを看取った経験はないのだが、ここでそれを経験するとは。
Cooの命が尽きかけているのがわかる。
最後は皆で抱っこして声をかける。
そして静かにCooは去っていった。
誰もが泣いている。
でも、家族全員の腕の中で旅立ったCooは幸せだったのだと思う。
16歳と半年、数日前まで散歩も出来たことを思えば大往生だ。
ペットショップで出会い、ひと目惚れ。
連れて帰る? 犬なんて飼えるの?世話は誰がする?
そんな話をしている中、「クー」と泣いた。
もう連れて帰るしかないよね。そして名前は「クーさん」以外にないと。
それから16年。
誰かが大変な時もいつも一緒にいてくれた。
Cooがいたから頑張れた時もあった。
みんながCooさんに助けてもらった。
ありがとう、Coo。
ウチに来て幸せだったかな。
もっとしてあげられることもあったかな。
みんなはCooと一緒にいられて幸せだった。
そんなに苦しまないですんで良かったよ。
まだ気持ちは落ち着かないけど、ゆっくりしておくれ。
さよなら。
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