ソファとか、徐々に、少しずつとか。

ファミリー

我が家のソファ。

分かるだろうか。
足にテープが貼ってある。

足腰が弱ってしまったCooさん、ある日、帰宅したら
お尻がソファの下にはまって動けなくなっていた。
いつからそうだったのかは分からないが、
自力で抜け出す力は無くて、ずっとそのままだったらしい。

ということで、探してみたらあるのね、ガードテープ

最初は1本だったけど、念には念を入れて2本にした。
でももう、入り込むほど動けないかも。

さて、Cooさんのその後である。

動きも鈍くなり、部屋の中をゆっくり動き回る頻度も落ちて来た。
最近は寝ている時間も増えた。

不思議なことに、そんなに仲良しでもなかったはずのCocoさんが、
Cooさんの近くで寝るようになった。
なんだろう、何かを感じているのだろうか。
Cooさんはもうマイペースで「最近近くにいるなぁ」とも思わないのかな。
血縁はないけど、ここに来て姉妹な感じが泣ける。


食欲も落ちて来た。

もうドッグフードは食べない。
21歳児が持ってくるシュークリームの皮はかろうじて食べるが、
手で食べさせないと口にしない。

シュークリームの皮すら食べない日もあるので、そういう時はアイスクリームをあげる。
痛み止めのステロイドを粉状にしてアイスに混ぜるのだが、
味なのか、匂いなのかがお気に召さないようなので、
バニラ、ストロベリーなど味変をしてなんとか食べさせる。

もはや栄養ではなく、少しでもエネルギーが入ればいいかなという感じ。

Cooさんのご飯に時間がかかるので、Cocoさんにはケージの中で待ってもらう。
以前なら「早く出して!」と大騒ぎだったが、ここ最近は大人しく待っている。
何かを感じているのかもしれない。

散歩はかろうじて。
Cooさんのペースでゆっくりゆっくり。
歩く距離も日に日に短くなって来た。

時々よろけてペタンと座り込んでしまうので、起こしてあげる。
そしてまたゆっくり歩きだす。

それでも歩けるってのはすごい。
まずはCooさんが思うように動いてあげるだけ。


調子が良さそうだったので、公園に連れて行った。

眩しそうな顔。でも気持ちよさそうだ。
小さな頃は子供達と一緒にここでよく遊んだよね。
憶えてないか。


長男もマメに寄ってくれる。

「あれ?りょうちゃん、いないはずなのに」と不思議な顔。
ひとりにしたくないってことで、21歳児も行かないで済む授業は休んだりしている。
今はCooさんのそばにみんなが集まっている。


日に日に活動も食欲も落ちているのが分かる。
それでもCooさんは痛いとも辛いとも言わず、Cooさんのペースで生きている。
皆がなんらかの覚悟をしながら、Cooさんのそばにいる。
これも幸せなんだと思いたい。


ためブロ

ためブロ

福島県生まれ。 普通の公務員の家に育ち、小〜中学校はバスケットボール部に所属。 強豪校のあまりに厳しい練習とレギュラー争いに嫌気がさし、個人スポーツをやることに。 高校で見つけたのがテニス。 当時まだ硬式テニス部は少なく、進学した高校でもまだ「テニス愛好会」だった。 テニスといえば女子、しかも愛好会という緩そうな雰囲気に惹かれ入部。 しかし、女子はおらず、東北なのでクレーコートが使えるまで、毎日ランニングと素振りの日々。 加えて、素振りをした途端に、先輩に「センスなし」から一刀両断。(笑) そんなテニスとの出会いが、今に至り、テニスで生きているという不思議な人生。 テニスを軸にたくさん勉強させてもらったことを駆使して、 テニス業界、スポーツビジネス界で生きている今現在。 座右の銘は「努力に勝る天才なし」 セミナー講師や研修も得意技。

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