母の日

7歳児が仕事部屋にやってきて言う。

  「あさって、母の日でしょ。
   おかあさんにお手紙書いたんだけど、
   見つからないように隠しておいて」

  「そうなんだ、いいよ」

  「あと、プレゼントどうする?
   バッグとかどうかな?ブランドの」

  「お小遣いいくら持ってるの?」

  「いっぱいあるよ。4千円とか」

  「ウ~ン、ブランドのバッグにはちょっと足りないかも」

  「じゃあ、足りない分、おとうちゃんが手伝って」

  「いや、おとうさんでもバッグは無理だわ」

テニスの帰り、子供たちを連れてプレゼントを探しにいった。
バッグにこだわる7歳児の意向が通り、これを買った。

Dsc_8875010

2人のお小遣いで買える値段でよかった。
なぜかワタクシも含めて割り勘だったけど。

当日、子供たちからプレゼント。
感動する母親。

そして、「今日はボクたちが夜ご飯つくるからね」と。
さらに感動する母親。

で、料理開始。
メニューはハンバーグ。

準備する子供たち。
Dsc_8871010

こらこら、何でDSを?
どうやら、料理ソフトを参考につくるらしい。

  ~タマネギをみじん切りにしてください~

  「おとうちゃん、タマネギをみじん切りだって」

おいおい、オレが切るのかよ。
まあ、包丁だから仕方ないか。
はい、切ったよ。

  ~フライパンに小さじ1杯の油をひいて、タマネギを炒めてください~

  「おとうちゃん、タマネギを炒めてくださいだって」

え?これもオレか?
まあ、火だし、仕方ないか。

Dsc_8868010

はい、炒めたよ。

   ~タマネギを皿に移して、少し冷ましてください~

   「おとうちゃん、タマネギを皿に移してだって」

え?
まあ、フライパン熱いしな。

Dsc_8874010

はい、移しました。

   ~次にしめじを炒めてください~

   「おとうちゃん、しめじ炒めてだって」

   「しめじなんか無いよ」

   「ダメだよ、無いと」

   「無理!そこ飛ばして」

   ~材料を混ぜ合わせてください~

   「おにいちゃん、材料を混ぜてだてって」

ようやく兄登場である。
弟は相変わらずDSからの指示を伝えるだけ。

Dsc_8880010

混ぜたよ。

   ~適量に分け、形を整えてください~

   「適量に分けて形を整えてくださいだって」

分かっとるわい!

Dsc_8883010

はい、出来ました。

    ~フライパンに油をひき、片面に焦げ目をつけてください~

    「おとうちゃん、フライパンに・・・」

はいはい、やりますよ。
Dsc_8888010

はい、ひっくり返しました。

   ~次にソースをつくります~

   「おとうちゃん・・・」

はいよ。

Dsc_8889010

ソースとかケチャップとか、適当に混ぜただけ。
こんなもんでカンベンして。

    「え~と、次は・・・」

    「ワインを飲みながら、焼き上がり具合を見守りましょうでしょ?」

    「そんなこと言ってないよ」

Dsc_8891010

いや、良いではないか。
つくり方もここまで来たら、あとは適当で。

最後にチーズを乗せて熱する。

Dsc_8899010

何かそれっぽくなったぞ。

ということで完成。

Dsc_8902010

やたらとシンプルだが、まあ男の料理ってことで、どうかひとつ。

  「自分でつくったご飯も美味しいね~!」

お前、作っとらんやんけ~!
って気もしたが、妻も喜んでいたから良しとしよう。   
次回はもう少し手伝わせるぞ。

関連記事

特集記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

TOP