アスリートのドーピング検査って、かなり厳格なのですね。
長塚京子プロに聞いた話。
選手は、いついかなる時にも然るべき機関
(ITF?WTA?IOC?聞き忘れました)に
練習場所や滞在場所を申告しなければいけないそうです。
たとえは、2月19日9時~13時は~テニスクラブで練習、
2月20日~22日までは~へ旅行など。
つまり、常に居場所を明確にしておくことで、
抜き打ちのドーピング検査に対応できるようにしておく
義務があるのだそう。
実際、検査員が自宅や練習場所に抜き打ちで来ることもあるそう。
その時に検査員が30分待っても選手が現れない場合、
検査員は帰り、選手にはペナルティが課されるとか。
シビアな世界なのですね。
さて、昨日の[K]BLADE98に引き続き、[K]TOUR95です。
フェイスサイズ:95平方インチ
フレーム厚:22mm
ストリングパターン:16×20
グリップサイズ:2・3.
レングス:27,25インチ
ウェイト:288g
バランス:34,0cm
言わずと知れたエナン使用モデルです。
H-TOUR~nTOUR-TWOと来て、[K]TOUR95という流れ。
ワタクシ、ウイルソンの画期的なテクノロジーである
超軽量トップヘビーというハンマーバランスが苦手。
フレックスなどのフィーリングが良いのに、バランスがちょっとね
というモデルが結構あった。
そんな中、H-TOURが出た時は、変にトップライトじゃない
イーブンに近いバランスの扱いやすさに、
すごいラケットが出たものだと思ったものです。
その後、ナノテクノロジーによって、飛びやレーム剛性が
さらに進化した、nTour Twoがリリース。
エナンがスターダムに駆け上がるのをサポートしました。
さて、この[K]TOUR95、やはり飛びが非常に良い。
シリーズの特徴である抜けるような飛びの良さは健在。
[K]BLADE98のインプレで書いた、
”ボールの外周も含めた全体をフェイスで捉えて
自らのスイングで打ち出していくようなフィーリング”
とは対極の打球感です。
ボールの芯のみの軽いフィーリングで
キレイにボールが飛んでいきます。
飛びが良いモデルでありながら、打球フィーリングを
不快な負担無く感じられるという感じでしょうか。
基本的には非常に楽なラケットだと思います。
ただ、バランスが全モデル”nTour Two”よりも
若干トップヘビーのような気がします。
カタログスペックではなく、あくまでフィーリングですが。
ワタクシは[K]BLADE98のような
完全なイーブンバランスが良いなぁ。
まあ、このウエイトでトップを軽くしたら、
ボールに負けてしまうかもしれませんが。
そんへんは絶妙な調整なのでしょう。
逆に一度スイングしはじめれば、
楽にヘッドが効いてくれるというのは
ボールにパワーを与えるには効果的。
特にサービスなどはキレイにヘッドがまわり、
ボールの芯を打ち抜くようなフォーカスした打球感とともに
キレの良いスライスサービスなどは打ちやすかったと思います。
このラケットの特徴はズバリ! 「キレ」だと思います。
スピンをかけたり、ボールを後ろを思い切り打ちぬいたり、
小気味の良いプレーが可能かと思います。
ワタクシが苦手なバランスも、女性などにはパワーをアシストしてくれる
強い武器として機能するでしょう。
エナンが使っているのも十分うなづけるモデルです。
[K]TOUR95で、エナンのようなテニスを目指しましょう。
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