10年越しくらいで探していた音源をようやく手に入れました。
ジャズボーカルのCD。
「Just the way you are(素顔のままで)」や「Way we were」など、
スタンダードナンバーを独自の世界で歌い上げています。
これ、学生時代によく聴いたもの。
当時はCDではなくレコード。
それを、オープンリールデッキに録音して聴いていました。
オープンリール、分かりますかね。
こんなヤツ。
オープンリールの出力とアナログ音質のヤレ具合が、
ジャズの雰囲気を盛り上げてくれました。
その後、引越しやら何やらでデッキは処分、
アナログ系のテープ数百本もすべて処分してしまい、
レコードもCD化されておらず、再び聴く術無く、
ずっと探していたのですが、ようやく入手となりました。
ウ~ン、デジタルは音がクリア過ぎるなぁ。
当時の臨場感とはちょっと違う。
でも、やっぱり素晴らしい。
学生時代のワタクシは、ロクに大学にも行かずアルバイトの日々。
普段は喫茶店とテニスコーチのアルバイト。
土日は外房でサーフィンなどなど。
そりゃあ、授業に出る暇なんかありません。
毎晩、アルバイトが終わると喫茶店の仲間や常連さん達と飲みに。
お店の近くにジャズのかかるスナックがあって、
サントリーホワイトの水割りとポップコーンだけで
朝まで飲むというのが日課でした。
そういえば、毎晩飲み歩いていたのに、お金を払った記憶がまったく無い。
多分、一緒に遊び歩いていた年上のおにいさん、おねえさん方が
払ってくれていたのでしょう。
そんな遊びの中で、飲み屋のマスターや年上の仲間が、
ジャズや遊びやお酒の飲み方を教えてくれました。
ジャズミュージシャンを目指している人、
自分のお店(飲み屋)を開くために修行中の人、
少しずつ売れはじめたけど、まだ食えない画家など、
色んな人が遊び仲間でしたっけ。
ローズマリー・クルーニーは、そんな時代のお気に入りのボーカリスト。
昔を懐かしむのは年をとった証拠なんですかね。
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