そういえば、自分たちの結果を書いてなかった。
2-4、ワンダウンのサービスゲーム。
40-0から落としてるようじゃ、勝てるわけが無い。
すべてはあのゲームだった。
敗因はワタクシ。
澤村コーチ、ゴメン。
ということで、今年も準決勝で敗退、ベスト4だった。
田村・糸井の壁は厚かった。
なんだかなぁ・・・
さて今回のAllstarClassicは、優勝予想クイズでも評判の高かった
菊地・岩本ペアがどこに入るかがドロー抽選会の最大の山場だった。
第1シードの前田・渡辺と第2シードの田村・糸井は両端決定。
第3シードの澤村・冨塚がクジをひいて、田村・糸井側の9番に入る。
さあ、ここからは完全に抽選。
次々と枠順が決まっていくも、澤村・冨塚の対戦相手が決まらない。
いよいよ、菊地・岩本が登場。
皆に妙な緊張感が走る。
そりゃみんな、このペアとはやりたくない。
何せ、前日の練習マッチで田村・糸井を6-3で破っちゃってるし。
クジをひくのは岩本コーチ。
緊張の一瞬。
「え~と、10・・・番?」
ガ~ン、澤村・冨塚の横を引いちゃった。
1回戦からこの組み合わせかよ。
他の選手たちは大喜び。
手前でピンボケだけど、誰よりも喜ぶ旭コーチ。
そういうヤツだ。
頭を抱える菊地・岩本・澤村・冨塚。
もうこの先の組み合わせなんか、どうでも良くなった。
1回戦から大ヤマが来ちゃったよ。
ある意味、盛り上がったドロー抽選会だった。
ということで、緒戦から全開で戦わなくては
いけなくなったワタクシたちである。
基本的に負けず嫌いの二人なので、
心に抱えた不安を口にすることも無い。
勝負のときにはネガティブワードは発しないのだ。
ところが後から聞いたら、二人とも「勝てないかもしれない」
という思いを、少しだけ持っていたらしい。
口に出してしまっていたら、勝てなかったかもしれない。
今年は第1・2シードはByeで1回戦が無い。
ということで、ワタクシたちの試合が1Rの注目試合になってしまった。
周りは面白がっているが、本人たちにはプレッシャーがかかる。
なんせ前日、澤村コーチはワタクシにこう言い放った。
「もし1回戦で負けたら、キレて帰ります」
これを聞いたワタクシは本当にビビった。
今までこんなこと言ったこと無いのに。
パートナーにプレッシャーかけてどうすんだよ、お前!って。
しかも今回は、菊地・岩本というノーシードの強豪がいる。
シードが無いのでどこに入ってくるか分からない。
もしここに当たったら、1回戦負けもありうるわけ。
そんな中で、この台詞は無いだろってね。
そこでワタクシは対抗策を考えた。
「じゃあ、オレも帰る。とにかく澤村より先にキレて帰るよ!」
これでOKだ。
先にキレて帰ってしまえば、澤村にキレられることもない。
まあそうは言っても、菊地・岩本と当たる確率だって
そう高くは無いわけだしと、たかをくくっていた。
なのにこの組み合わせとは・・・
そんな思いを乗せた試合、結果はワタクシたちが6-3で勝った。
1回戦から気合入れまくりで疲れた。
良い試合だったのかどうか、自分たちではよく分からなかったが、
観ていたコーチたちは面白かったそうだ。
岩本コーチの爆弾ストロークでセンターを抜かれたり、
菊地コーチのロブ攻撃にあったりしたが、
なんとかかわして勝利した。
基本的には、澤村コーチの鬼のような
ファインプレーの連発が勝負を決めた。
ワタクシは横でそれを見ていただけだ。
勝負どころの澤村コーチの気合はすごかった。
完全に上から目線でワタクシに指示をしてくる。
「次、センターにフラット気味!」
「サイドに切れるサーブで!」
「リターン、前で叩いて!」
その気合におされたワタクシは、「ハイ」とだけしか言えなかった。
そして、いつか仕返しをしてやると心に誓ったのだ。
そんなわけで、辛くも初戦突破をしたワタクシたちなのである。
続く・・・
(注:写真は色々な試合が混ざっています)
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