圧倒された。
とにかく元気、スゴイ勢いとオーラである。
田村伸也プロだ。
現役時代は福井烈プロとダブルスを組み、
全日本ランキング1位にも輝いている。
現在は強化ジュニアの指導を中心に
日本全国を飛び回っておられる。
ワタクシもお二人のダブルスはたくさん観に行った。
ダブルスを知り尽くしたプレーは、まさにスペシャリスト。
今で言うなら、ウッドブリッヂとかウッドフォードみたいなイメージか。
やはりワタクシにとっては、雲の上の御方である。
その田村伸也プロのセミナーを受講した。
(社)日本プロテニス協会 神奈川地区セミナーでのことである。
のっけから全開の田村プロ、
「この会場は何時間オーバーして大丈夫かな?」
会場はすっかり田村プロのペースに。
機関銃のようなトーク、移動はすべて駆け足である。
とにかくじっとしている間が無い。
こちらもつられて、シャキシャキ動くようになる。
そういえば、福井プロのクリニックもこんな感じだ。
神尾米プロもこれに負けないくらい元気だった。
思えば、みんなブリヂストンの契約プロである。
さすがブリヂストンスポーツさん、
素晴らしいアドバイザリースタッフが揃っている。
御三方一緒に、Ken’sのAllstarClassic来てもらえないかなぁ。
来年、10周年だしね。
担当のS田さん、検討してみてくださ~い!
前半はトッププロの連続写真を見ながら、ショットの解析。
ボレーは、最後までラケットを前上方送るイメージらしい。
ワタクシ自身、そういうイメージを持っていなかったので新鮮だった。
「ボレーのイメージってそうなの?」と澤村コーチに聞いたら
「ボクは最初からそうです」だって。
生意気なヤツだ。
サービスでは、腕の出方の説明。
完全なオーバースローではなく、スリークォーター気味に
腕を振りぬいていくのが、一番パワーが出るそうだ。
これは、最近ワタクシが考えていることと一緒だった。
途中、手首の使い方の例として、引用した写真が
ワタクシがスマッシュ誌で解説をしたものだった。
「これ、ボクです」
「勝手に使ってゴメンね~!」
いえいえ、光栄の至りでございます。
後半はダブルスについて。
トッププロのダブルスを観ていると、二人がネットにベタ詰めで
完全に二人が横並びに見えるフォーメーションが多い。
これについても、何故そうなるのかを丁寧に解説してくれた。
ポジションだけでなく、体を向ける角度が少し変わるだけで、
センターの穴が無くなるという理屈は目からウロコだった。
さすが、ダブルスのスペシャリストである。
その後も配球などの戦略から、鬼のようなボール出しでの
ボレーボレー練習など、盛りだくさんの内容だった。
まさに田村プロの真骨頂である。
気がつけば、すでに予定時間をオーバー。
田村プロ曰く、「まだまだ伝えたいことがあるのになぁ!」
ぜひ、シリーズ化して欲しいものだ。
今回、セミナーに参加したKen’sスタッフは7名。
あえて名前が出さないが、きっとスペシャルな
ダブルス理論をお伝えできるはず。
ご期待ください!
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