イチローが大好きです。
ストイックに野球に向き合い、求道者のようにも見える
その姿勢にはあこがれるものがあります。
なんせワタクシ、まったくストイックじゃないもんで。
NHKの「プロフェッショナル」という番組で、
イチローの特集があるというので、楽しみにしていました。
いやぁ、思った以上にこだわりの人なのですね。
ワタクシの想像をはるかに超えていました。
自宅にいるときは毎日、朝昼兼用の奥様製のカレーを食べるとか、
球場に入ってから、ストレッチ~練習~試合~クルーダウン
までの流れも寸分たがわず常に同じとか。
遠征先にも枕とフットマッサージャーを持ち歩いているそうです。
ホーム球場の室内練習場には、イチロー専用の
トレーニングマシンまでありました。
いやぁ、スゴイ。
そして、のしかかるプレッシャーの凄まじさの一端も垣間見えました。
そりゃあ、そこまでするよなという気もしました。
そんなイチローのこだわりを、インタビュアーの方が
「所作」と表現していました。
イチローもいつもどおりの手順で試合に入っていくことで、
メジャーリーガー イチローに切り替わっていくと言ってました。
TVで目にする、バッターボックスに入ってからの
あの一連のしぐさも、そのほんの一部なのですね。
しかしそれは、朝起きてからの「所作」の中に
組み込まれている重要なものでした。
ワタクシ、ストイックさとか習慣化とか、強い意志とか、
妥協しないなどとは縁の無い、無責任一代男ですから、
ますますイチローにしびれました。
多分、ああはなれないけど。
所作かぁ・・・
テニスには多少ありましたけどね。(過去形かよ)
昔、試合会場に行くと、ストレッチ~ランニング~縄跳び
~精神集中と、同じメニューで試合に向けて
準備していたのを思い出しました。
まあ、イチローとは比べ物にならないくらいの
中途半端なレベルですが。
今は試合に出ることもほとんど無いので、
それも遠い過去のもの。
何かワタクシなりの「所作」は無いものか?
え~と、かろうじて試合中の動作が残っているかな。
サービスに入る時は、ラケットで2回、左手で2回ボールをつく。
セカンドサービスは左手で2回ボールをつく。
レシーブの時は少し右足を引いて、ポジションに入ったら、
ラケットで、「トン」と軽くコートを叩く。
これを端折るとリズムがつくれないんですね。
「意味あるの?」と聞かれても、答えようもありませんが、
ワタクシなりの「所作」でもあります。
あと、何だろう?
打ち合わせ中に寝ているように見えるのは、深く考えいる「所作」です。
う~ん、これはウソだってすぐバレるな。
まあ、この程度の男です、ワタクシ。
イチローと比べても仕方ない。
やはり求道者イチローはスゴイなぁと再認識した夜でした。
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